ひぐらしのく頃に
−岐阜県大野郡白川村−
2006/6/29〜30



さて、入江診療所は集落の北の端に位置しているため、少し引き返して園崎家のちょい手前で東側へと進んでいく。
朝から行ってきた展望台への登り口方面である。
道の左手に広がる水田は満々と水をたたえ、カブトエビやオタマジャクシが一心不乱に泳ぎ回っている。
むぅ…アノマノカリスとかオパビニアでも泳いでねーかなぁ…

この進化の過程の実験場のような田んぼも、実はひぐらしスポットの宝庫だったりする。

(C)07th Expansion/竜騎士07

まずはゴミ捨て場に行くときに通るあぜ道。
建物の前の木が潔く剪定されてしまっていたので一瞬気が付かなかったわい。
正面の山の上に朝一で登った展望台が見えている。
プレイ中は気にならなかったが、知ってしまったからには変に気になる。
なんつーかキャラメルコーンに入ってるピーナッツの存在意義くらい気になるッ!!



(C)07th Expansion

(C)07th Expansion/竜騎士07

少しあぜ道を歩くと園崎本家への道と圭ちゃんが白いバンに轢かれそうになった道があった。
このあぜ道を車で走るのは某豆腐屋でも不可能だなぁ…


さらに山側に歩くと竜宮家が見えてきた。
竜宮家は道を挟んで二軒に分かれて建っている豪邸。
父娘二人暮らしだというのに贅沢ですなッ!
そりゃリナに目を付けられるわな…

(C)07th Expansion/竜騎士07

(C)07th Expansion/竜騎士07

写真(上)は左右反転して使われており、実際は道の右側に建っている。
写真(下)が左側に建っている家。
この家の裏手には沢を堰き止めた池があるのだが、白川郷ではこういった池を多く目にすることができる。
白川郷は豪雪地帯なので、雪が屋根から落ちる所に池を設けることによって雪を溶かし、一階部分が雪に埋もれてしまわないようにしているのだ。
夏でも涼しい合掌造りといい、先人の知恵には感心するばかりじゃわい。


そして竜宮家の向こう、道を隔てたすぐ隣には北条家が…



「私なら1000秒かけないよ!!」

鉄平殺害タイムトライアルで見せた自信の根拠はこの距離か…レナ、なんて恐ろしい娘ッ!!

(C)07th Expansion/竜騎士07

(C)07th Expansion/竜騎士07

ちなみに北条家のすぐ隣、二枚目の写真の撮影ポイントのすぐ脇に梨花ちゃんハウスがあります。
園崎家も目と鼻の先だし、なんつーか渡鬼なみに狭い世間で事件が起こってるのう。

竜宮家にしろ北条家にしろ暖房用の灯油タンクが、ここが豪雪地帯だということを認識させてくれる。


(C)07th Expansion/竜騎士07

鉄平ハウスから村内東側の道を古手神社方面へ引き返すことになる。
その道すがら村内風景を回収しながら、次の目的地である長瀬家を目指す。
長瀬といっても葉っぱ関連のアノ一族は関係ない。



長瀬家に到着し、まずは裏手の写真を一枚。
村の南側・神社付近は針葉樹の山で北側は広葉樹の山が広がっているので、元画像の植生を見れば村のどの辺の風景なのかは予想がつき易いですじゃ

(C)07th Expansion/竜騎士07

と、ここでアングル調整に手間取り、痛恨のバッテリー切れ。
どうする俺ッ!?
こんなとき渋川剛気先生だったらどう対処する!?

「カッカッカッ、落ち着いて乾電池を買ってくればエエんじゃ♪」

心の中の先生の教えに従いメインストリートまで乾電池を買いに行く。
観光地価格でかなり割高だったけど、土産物屋で無事乾電池をGET。
気をとりなおして長瀬家におじゃまする。(入場料300円)

中に入るとやっぱり涼しい合掌造り。
蒸し暑い紀伊半島に住んでると本当に羨ましく思えるわい。
長瀬家の一階でもそれっぽい場所はあったんだけど、どうも違う感じがする。
かなり微妙な判定だが、一階は空振り臭いので本命の二階へあがる。
審判は神様ですじゃ。

(C)07th Expansion/竜騎士07

(C)07th Expansion/竜騎士07

ここの二階には学校の屋根がある。
何かの暗号みたいな表現だが、罪滅し編で圭一とレナが壮絶なバトルを繰り広げたあの屋根である。
いやもうなんつーか、狭っ!ごっつ狭ッ!!!

屋根の上ならどこにいてもバットや鉈の間合いですな。
まさに死闘、サラシデスマッチ並みのガチバトルだったんじゃねぇ…二階だけど。

(C)07th Expansion/竜騎士07

長瀬家二階から古手神社の杜方面を望むと村内風景が…
こうやって実際の風景と照らし合わせると、左上に軒が写ってるのに気付く。

っと、中央の小屋に立てかけてある木材に見覚えがあるぞ?
即ち背景関係に違いないとコナンばりの仮説のもと長瀬家の裏庭から土手を登ってやって来た。
やっぱりビンゴ!!
レナに引きずり込まれた草むら発見!!

(C)07th Expansion/竜騎士07

この小屋に立てかけてあるような丸太は村内のあらゆるところで見かける。
今までの写真の中にも結構写ってたりするけど、本当にそこいらじゅうにある。
冬になるとこの丸太と藁を使って、地面と屋根との間に雪除けを作るのだ。
冬場の雪にに対する備えが夏でも感じ取れるね。
冬に来てみるのもいいかも…


さて、そろそろ太陽も中天を過ぎようかという時間になり、胃袋が「うぐぅ」と不満の声を上げ始めた。
ここいらで一旦バイクに戻り、昼食を摂りに向かうことにする。
目指すは手打ち蕎麦の店「やまこし」である。


店は結構繁盛しているがお昼時を過ぎているということもあり座れないほどではなかった。
店員さんに聞くと、蕎麦もまだ残っているということなのでオススメのおろし蕎麦を注文する。
蕎麦がやって来るまでお茶を飲んで空腹を紛らわせるが、歩き回ったこともあってか俺様の胃袋は「うぐぅうぐぅ」と関東軍ぐらい言う事を聞かない。

15分ほど待ってやって来た蕎麦はつなぎ無しの十割蕎麦。
喉越しもさることながら、口の中いっぱいに広がる蕎麦の芳醇な香りが鮮烈な逸品。
蕎麦好きな方は聖地巡礼に関係なく行ってみる価値があります。

蕎麦を食べ終わり、蕎麦湯を楽しみつつゆっくりした時間を楽しむ。
朝から動きづめだった体を休めつつ、奥の間の動向を伺う。
目当ての場所の客が席を立ったのにあわせ、こちらもお勘定を済ませる。
その際に店の人に許可を貰って囲炉裏の写真を撮らせて貰った。


(C)07th Expansion/竜騎士07

大石さんと赤坂さんが北海道で泊まった旅館の囲炉裏がコレ。
他にも圭ちゃんちの居間とかの背景モデルもあるらしいのだが、宿泊客以外は入れないとのことなので撮影は断念。
だって一泊13000以上するんだもんよぅ!