7月22日〔火〕 カァーッカァーッ ピチュッチュッチュッチュッ カッコー カッコー ピーヒョロロロロロロ だぁーッ、うっせぇ! 今朝はおなじみのカラスだけでなく、様々な鳥の声で起こされました。 どうやらこの辺は野鳥が多いようで、朝も早くからバードウォッチャーの一団がウロウロしていました。 キャンプ場の朝は早く、俺の場合は5時くらいから活動を開始します、その分夜は早いけどね。 朝の冷気の中、ジャンパーを羽織ってテントから這い出します。 件のゴミ袋及びその内容物は、遙か彼方でカラスの朝食となってました。 あんなに遠くまで… 片付けるの俺なんだけどなぁ… |
「あ、おはようございます。」 「うい、おはよう。」 「朝ご飯もうすぐできますから、顔洗ってきてくださいね。」 「うぱー!萌エナリよー!」 実は、昨日強行してまでコムケ国際キャンプ場に泊まったのは、このシーンを再現するためだったのです。 稚内でフライパンを購入したのもそうです。 本当は目玉焼きも作りたかったのですが、残った卵を持ち運ぶのはリスクが大きく、捨ててしまうのも勿体なかったので断念しました。 |
というわけで、今日の朝食はクロワッサン(大)とボイルドウィンナーに珈琲です。 ロースターのおかげでキャンプ場でも温かいパンをいただけるのはありがたいです。 鳥の声を聞きながら、のんびりと朝食。 ラヂヲの天気予報が今日は晴れだと教えてくれています。 |
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食後にキャンプ場を散策、樹ちゃんの膝枕イベントの場所を探します。 しかし、小一時間歩き回りますが同じ背景を見つけることができません。 あのシーンはキャンプ場内じゃないのかな? 目的の場所は見つかりませんでしたが、これ以上時間を割くわけにもいかないので撤収を開始します。 結局キャンプ場を出発したのは10時過ぎ、ちょっとのんびりし過ぎてしまいました。 コムケから最寄りの風来スポットは、アッケシ草群生地及び竜宮台展望台です。 両方とも行きたかったのですが、出発が遅れて時間が無いため竜宮台を諦めることにします。 アッケシ草群生地までの道は風雨来記作中の道と全く同じなため、迷う心配なく走って行きます。 自信溢れる走りに騙されて、追走してきていたXJRの兄ちゃんが国道へ出る曲がり角で曲がらず、ダート入り口で慌てて引き返してました(笑) |
アッケシ草群生地に到着。 アッケシ草はこの吊り橋の向こうに生えているみたいなので、早速行ってみることに。 |
「アッケシ草ってこれかしら?」 「群生してるらしいから、おそらくはソレかと…」 「・・・」 「・・・」 「只の雑草に見えますね」 「ああっ 言ってはいけないことを!」 アッケシ草は別名サンゴ草と呼ばれ、秋には真っ赤に色づいて赤い絨毯のようになるそうです。 しかし今はただの草、ちーとも面白くありませんでした。 |
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アッケシ草群生地を後にして、朝の遅れを取り戻すべくサロマ湖、熊取湖、網走湖を通り過ぎ、一気に網走市街へ突入です。 今日の昼食は、知人の翁氏お勧めのお店「ホワイトハウス」で摂ろうと計画していたのです。 「網走駅の近く」と教えてもらっていたのでとりあえず網走駅へと向かいます。 お店を探して市街地を走り回るのは不毛なので、タクシーの運ちゃんに道を教えてもらいました。 んで、こちらがレストラン「ホワイトハウス」です! ![]() ![]() コスモ石油の角を曲がって、すぐに左折。 一方通行のアーケードを200m程進むと左手にあります。 早速店内に入り、友人お勧めの「サーロインステーキ&コンビ丼セット」を注文します。 |
サーロインステーキと蒸しウニ・イクラの二食丼に味噌汁が付いて、たったの1,000円(税抜)! 蒸しウニは生ウニに比べて少し苦みがありますが、醤油が濃くなくて食べやすい味付けでした。 サーロインも肉質が柔らかくて1,000円とは思えない味です。 他のセットもリーズナブルで全メニュー制覇したくなりました。 また網走に来たら必ず立ち寄りたい店です。 |
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満腹に(本気で)なったところで午後の部開始、知床半島をめざしてメルクールを走らせます。 午前の遅れを取り戻すべく、224号を快走していると歩道で座っているお巡りさんが… ヤヴァイ!ネズミ捕りやん! 黒猫ちん、ぴんちっ! 減速も間に合わず、完全にアウトなタイミング。 がお、免停明けなのに…(泣) が、お巡りさんも昼休憩が終わったばかりと見えて、レーダーのセッティングの途中でセーフ! うあー、ヤバかったよ〜 ドキドキしたよ〜 トバしすぎないよう気を付けて行こう… |
ちょっとビビリつつ、相棒を走らせていると涛沸湖畔で放牧中の馬の群に出会いました。 連なって移動する姿は雄々しく、神秘的ですらあります。 今までは柵に囲まれた牧場でしか馬を見たことがなかったのですが、これは美しい生き物だ!! 馬に惚れ込む人達の気持ちが解ったような気がしました。 さらに224号を東へと進み斜里町へと入ります。 平原風景から右手に山が迫ってくる海沿いの道に入り、、急な右コーナーを抜けると… うを!峰浜キャンプ場?! 立ち上がり後で加速中だったメルクに急制動をかけ、キャンプ場の駐車場へ入ります。 |
「あーびっくりしたー。」 「いきなりでしたね。」 「峰浜まであと○○kmって看板が欲しいな。」 風来スポットの峰浜に到着です。 浜辺で戯れるカップルを横目に、作中の背景で撮影です。 うーん、この景色に意味を見出すのはふうライダーだけだね。 ただの炊事場だもんな。 で、峰浜の感想はというと、 「・・・砂浜だねー・・・」 「・・・ですねー・・・」 「次イッてみよー!」 「みよー!」 |
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知床半島を東へ進むと、次の風雨来記スポットのウトロのオロンコ岩展望台が見えてきました。 この岩山は高さが約150mもあり、頂からはウトロの街が一望できるそうです。 |
「さぁ、風雨来記スポットはあの上です。レッツ クライム!」 「俺は謹んで辞退申し上げるので、樹ちゃん行ってきて。」 「え、今なんと?」 「パス1っつったの!!」 「あの…登らないんですか?」 「だってあの階段マトモじゃないもん。」 「ないもんって…わ、私もパス1ですぅ。」 |
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オロンコ岩登頂は満場一致で否決されました。 さて、次の目的地はカムイワッカ湯の滝、本日のメインイベントです。 ここは知床半島に湧く温泉で、滝壺が湯船になっているという豪快な温泉なのです。 国道からカムイワッカまで続く道道93号は、7月下旬から8月中旬までは一般車両進入禁止になるので、ビジターセンターからシャトルバスに乗り換えなければなりません。 カムイワッカ目指して知床の原生林を走り抜けて行き、93号との分岐にさしかかると前の車が93号へと進入していきます。 もしや?と思って付いていくと… よっしゃぁぁぁ!!通行止めになってない♪ シャトルバスで行くことを覚悟してたけど、ぎりぎり進入禁止シーズン前だったみたいです。 93号を快適に走っていくと、カムイワッカへのグラベル(未舗装路)が始まります。 このグラベルの全長は11km、硬く締まった路面ですが至る所に穴ぼこが空いていて、何度も前輪がパンクするんじゃないかという衝撃を味わいます。 カムイワッカに到着した時はもうヘロヘロでした。 ウトロで体力を使わなくてよかった〜♪ |
入浴の準備をして、レンタルわらじ屋でわらじを500円で借ります。 わらじ屋のおっちゃん(写真左端)に話を聞くと、ここでわらじ屋をしてるのはおっちゃんだけとのこと。 風雨来記の事を知らないみたいなので、コンプリートワークスを見せてあげると大喜び。 やたらと興奮して、従業員(息子さん?)に誇らしげに報告してました。 次に行ったら「ゲームに登場した店」って看板が出てるかも。 |
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スカ社長、風雨来記ファン(登場人物)を1人増やしました♪ カムイワッカの滝へは川を15分くらい遡らなければいけません。 温泉が流れ込んでいるため硫黄で川底が滑りやすくなっており、サンダルで遡っている人はよく滑ってました。 |
その点わらじは滑りません。500円分の価値はあります。 カムイワッカにはわらじ、コレ最強! 途中、幾つかの滝を登り入浴可能な滝壺に到着します。 ですが、ここは水着で入浴している観光客だらけで落ち着いて入浴できません。 |
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とゆーわけで、さらに一段上にある滝壺にやって来ました。 下の滝壺とこことの間には険しい滝があり、女子供はやって来ません。 この時もここまで来たのは、俺様含めたったの4人!その全てがライダーでした。 さすがは楽しむことに命を賭けている猛者達です。 |
服を脱いで温泉に入ろうとした時、1人のライダーが止める間もなく飛び込みました。 そして… ぎゃぁぁぁぁぁ! |
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あーあ、やっちゃったー 実はカムイワッカのお湯は酸性度が高いので、目に入ると地獄をみるのです。 飛び込んだ彼はカムイワッカ初体験らしくて、喜びのあまりの行動だったと涙ながらに語ってくれました。 温泉に浸かりながら情報交換や、北海道の魅力について語り始めると、ついつい時間が経つのを忘れてしまいます。 |
「樹ちゃんは入らないの?」 「う゛ー、だって私水着持ってないもん。」 「ええやん。お風呂は裸で入るもんだよ。」 「イ・ヤ・で・す! それに髪が濡れると後が大変なんですよ。」 「たしかに滝壺は深いからなぁ、髪を濡らさないのは難しいかも。」 「でしょ?だから今回は諦めます。」 「おっ、そろそろ皆が上がるみたいだ、あっち向いてて。」 「は、はいっ!」 (//_//) |
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素晴らしいロケーションと楽しい会話に、つい長湯してしまいました。 帰り道に下の滝壺の写真を撮ろうと思ってたのですが、カメラがバッテリー切れです。 予備のバッテリーは相棒に積んだまま。 あうー、水着のお姉ちゃんの写真撮りたかったよぅ。 メルクールの所まで帰ってきたら4時半でした。 ここから11kmのダートを抜けて、国道に出るころには5時になってしまいます。 今日は和琴まで行く予定だったのですが無理っぽいので、目的地を尾岱沼へ変更します。 |
一緒に温泉を楽しんだTさん(左)・Nさん(右)と別れ、国道を目指します。 帰りのグラベルは温泉で癒された体と心を蝕んでいきます。 イヤもうマジ勘弁して(泣) ビッグツインで来る道じゃないよ。 ヘロヘロになりつつも国道に復帰して南を目指します。 知床峠のワインディングを軽快にパスしていくと羅臼岳がその姿を現しました。 |
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羅臼岳は知床半島にある休火山で標高1660m。 北海道で最も雄々しい姿をしていると言われています。 険しい半島という地形のためか雲に覆われていることが多いのですが、この日は快晴。羅臼岳の雄姿を拝むことができました。 |
羅臼岳のパーキングにて休憩、グラベルで固まった筋肉をほぐします。 ふと、これからの進行方向である南の方に目を移すと… 今日も霧け? スンゴイ雲海です、それはもう氷河のごとく。 ぶっちゃけ回れ右して戻りたくなったよ。 しかし、ここで戻ってしまうと今回の旅が瓦解しかねないので、泣く泣く吶喊します。 |
峠を下って行き、雲に突入したときにはゼロ視界状態になりましたが、そんなに厚い雲ではなかったので難なく雲の下へ抜けられました。 幸い雨も降っていなくて、本日のキャンプ地・尾岱沼へとバイクを走らせます。 知床に来たので相泊まで行きたいのですが、時間が遅いので後日に取っておきます。 |
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この辺りは取り締まりが多いので、面パトを警戒しつつ走ること1時間半。 本日最後の風雨来記ポイントであり、野営地でもある尾岱沼青少年旅行村に到着です。 |
入村料と管理費の400円を払いに管理棟へ入るとストーブが焚かれてます。 ヲイヲイそんなに寒いのかよジョーイ(だから誰?) 管理人に訊ねると、今日は特に寒いらしい。 キャビンも勧められたが、登山用のシュラフなので大丈夫だと辞退しました。 海からの強風の中、テントを設営。 |
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せっかく東の海岸に来ているので、明日は朝日を撮影しようと友人に日の出時刻の調査を依頼。 帰ってきた答えは3:57。 早!ごっつ早! さすがは日本の東の端、油断なりません。さっさと飯喰って寝ることにします。 |
めっちゃ寒いので、今夜のメニューはぷち寄せ鍋。 おろし生姜を惜しみなく投入した、体暖まる一品です。 もちろんビールはサッポロクラシック! 防風板のおかげで強風の中でもへっちゃらへーです。 尾岱沼の海を望みながら、鍋をつつきつつビールを呑む、わりと至福の時です。 地元のライダーが数名キャンプしてましたが、すっかり出来上がって騒いでいたため仲間に入れてもらう気も失せました。 隣の夫婦ライダーが食事から戻ってきたので、北海道の魅力を語り合いながら夜が更けていきました。 |
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本日の走行距離 : 334km 積算走行距離 :1,245km |
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